仁の最終回の公園 「TPP医療問題」 [日本の政治]
TPP=貿易推進派、反TPP=反貿易自由化派では無い。
TPPは通商条約を超え、国家社会全体を網羅している。
バイラテラルのEPA(2国間協議の経済連携)の交渉国を増やすか、ASEAN-6なのか?
FTAAP(アジア太平洋自由貿易圏)に向け、経済効果の経済押し上げ効果が最も高いのか?
ASEAN+3
(ブルネイ、カンボジア、ラオス、ミャンマ-、マレ-シア、フィリピン、シンガポ-ル、タイ、べトマム)+(日本、中国、韓国)、
ASEAN+6
(ブルネイ、カンボジア、ラオス、ミャンマ-、マレ-シア、フィリピン、シンガポ-ル、タイ、べトマム)+(日本、中国、韓国、オ-ストラリア、ニュ-ジ-ランド) 、
TPP
(シンガポ-ル、ブルネイ、チリ、ニュ-ジ-ランド、アメリカ、オ-ストラリア、カナダ、ベトナム、マレ-シア、ペル-、コロンビア、日本)、
の中で、交渉が始まっているのがTPPです。
TPPが殆ど決定済みの段階で、日本が最後に入る形に成る。
今の状況で交渉をする余地は無い。
TPPを丸呑みするか、しないか、2者択一の選択を迫られる。
TPPのデメリットの一つは、知的財産権の取り扱い(知財条項)です。
そして、もう一つは、ISD条項です。
この二つは、極めて諸外国でも異論の多く、紛糾している交渉の項目です。
TPPの条文でアメリカが案として出している知的条項案。
これは、トリップス協定(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)を超え、極めて厳格で広範囲に規定するものである。
例えば、社会保障分野でさえ、医薬品や医療のやり方に特許を置くことにより、
社会分野、社会保障分野でのサ-ビス提供すら、社会政策として自由に出来なくなる恐れがある。
アメリカの製薬会社が特許をとれば、ジュネリック製品(特許切れの安価な薬品)が、
日本国内での生産が滞り、抗癌剤やC型肝炎治療薬が上がり、薬が買えない人達が出て来る。
TPPの知財条項の米法案によると、
患者さんの治療方法にト-タル的なパッケ-ジについて、特許を付す条項が付いている。
こうした事で人命が救命、救えるか問題に成っている。
日本は、手術方法で特許を課す制度に成っていない。
これは、社会政策の範疇だから、
TPPは、通商条約を超えた、国家社会に関わる条約である。
佐藤ゆかり氏 TPP質疑から抜粋
ここから、咲さんと夕陽を見ていたのだろうか?